怪しいサイトと思われたらネットショップ失格
楽天やAmazon、ヤフーショッピングなどの大手と違って、小規模な個人系ネットショップの弱みは『安心感を得にくいこと』です。特に昨今は詐欺サイトの多様化により、お客様の警戒心が強くなる傾向があるので、安心感のあるネットショップ作りをすることがより重要となっています。
怪しさを払拭して信用できるネットショップを演出する
ネットショップは店員と対面せずに買い物ができる利点はありますが、反対に非対面販売が不安感を増長させてしまうことがあります。特にネットショッピングに慣れていないお客様ほど不安を抱えており、大手サイトでないと信用できないと思われている方も多いようです。
一昔前では詐欺サイトと言えば高級品やブランド品が大半で、ありえないほどの低価格設定をしていることが多かったために詐欺と見分けることが比較的容易にできました。
しかし昨今では趣味の小物や日用品などでも詐欺サイトが蔓延してきており、安価な品物を詐欺サイトは扱わないから大丈夫とは言えない状況になりつつあります。
特に個人経営のネットショップにとって、安心感が得られないサイト作りをしていては死活問題になってしまいます。お客様が安心して買い物ができるサイトにしていくことが、安定したネットショップ運営には不可欠です。
安心して買い物ができるネットショップとは
せっかくお客様がサイトに訪問してきたとしても、不安を感じて立ち去られたら売上には繋がりません。客観的に見て安心できるネットショップ作りをしていきましょう。
住所や電話番号などの特定商取引法に基づく表記がしっかりと記載されている
ショップオーナーの名前や住所、電話番号が載っていないネットショップは信頼感を得ることができません。そもそもネットショップには『特定商取引法に基づく表記』をサイト内に記載することが法律により定められています。
参考記事:特定商取引法に自宅の住所や名前を掲載したくない場合
自宅の電話番号を載せるのが不安だったり、実際に電話が掛かってきたらどうしようと心配する人もいますが、困るような電話は滅多に掛かって来ないので心配する必要はないでしょう。携帯電話番号を載せているショップもありますが、信頼度に欠けるので固定電話番号やIP電話番号を記載しましょう。
ネットショップが存在していることを証明する
お客様が利用されるときに『果たしてこのネットショップは本当に実在するのか?』という不安があります。実店舗があるネットショップなら住所検索やグーグルアースなどで所在を確認することは可能ですが、純粋にネットショップしか経営していない場合にはなかなか確認が難しくなります。
もし事務所やオフィスを構えているのなら、事務所の様子などの画像を載せるだけでも信頼感がグッとアップします。自宅の一室でネットショップを運営している場合には運営者の顔写真を掲載すると良いでしょう。
非対面方式が特徴のネットショッピングですが、運営者の顔が見えればお客様の印象アップに繋がります。もちろん事務所画像+運営者の顔写真を公開すればなお良いでしょう。ただし顔写真はあくまでも好印象を与えるものを使うようにしましょう。
できるだけ多くの支払い方法を用意する
詐欺サイトの多くが銀行振込による先払いしか選択できないように、先にお金を払う必要がある支払い方法や決済方法しか選べないネットショップは不安感を増長させてしまいます。
ネットショップの決済方法は可能な限り多く設定しておくと安心感に繋がります。
- 銀行振込(後払いも含む)
- 郵便振替(後払いも含む)
- 代金引換
- クレジットカード決済
- コンビニ決済(後払いも含む)
このようなラインナップで決済方法を用意できれば最高ですが、特に後払いとクレジットカード決済はお客様からの信頼感や安心感を得やすい決済方法と言えるでしょう。
参考記事:ネットショップの決済方法を準備する
なお、銀行口座の振込先が個人名義になっている場合には詐欺サイトと勘違いされやすいので、可能な限りネットショップの屋号で銀行口座を開設しておきましょう。
参考記事:ネットショップの屋号で銀行口座を開設する
複数の決済方法を用意するのが大変な場合にはカラーミーショップで用意されている決済サービス『カラーミーペイメント』の導入をすることで様々な決済方法が簡単に利用可能になります。
カラーミーペイメントは、
- 初期導入費用が無料
- 決済処理手数料が無料
- 後払い決済の選択が可能
このような特徴があり、最大8種類から決済方法を選ぶことができ非常に便利です。
お客様が安心して買い物ができる環境を整えることは意外と大変な作業ですが、健全なネットショップの運営を実現するために必要不可欠なことなので抜かりなく行うようにしましょう。

ネットショップを経営しているとネットショッピングに慣れているお客様目線で自分のサイトを見てしまいがちですが、普段あまりネットショッピングを利用しない方の目線で自分のサイトの安心感や信頼感をチェックすることが大切です。
ネットショップ立ち上げ経験豊富:naoさんの記事はこちら